海外のファッション通販の注意点
海外ファッション通販は、日本国内より商品を安く買えたり、国内で売られていない商品を入手したりできると人気です。さらに日本の珍しい商品をオークションに出す利用者もいます。非常に便利な側面がありますが、海外ファッション通販では、トラブルが起こる可能性もあります。2011年11月に開設した「消費者庁越境消費者センター」には様々な相談が寄せられます。
商品が届かない、破損していたなどは日本でもよくあるトラブルです。しかし、販売者側との言語の障壁によって、上手く意思の疎通ができずトラブルが大きくなります。そもそも海外から商品を発送すると、長距離の輸送のため商品の紛失や破損のリスクが高まります。一般的に欧米のファッション通販では、輸送中のトラブルや不良品に関するクレームが少ない傾向にあります。
一方注意する必要があるのが、アジア圏のサイトです。代金を払っても商品が届かないというトラブルが目立ちます。いずれにしても、信頼できるネットショップ選びが大切です。まず、所在地や電話連絡先などを確認します。
日本語表記が利用できる場合は、不自然な日本語ではないか注意します。一般的な流通価格と比べて、破格の安さで販売されている商品は、模倣品である可能性が高いです。利用規約はしっかりと読み、注文のキャンセルや返品に関する条件を把握しておきます。また商品によっては日本に輸入が禁止されているものがあるので、疑わしい場合は所管官庁や税関に確認します。